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愛生苑
2018.12.27
”不定期更新”生活相談員のひとりごと…
こんにちは。
特別養護老人ホーム愛生苑 生活相談員の安藤です。
みなさま…認知症予防についてどうお考えでしょうか?
今回は認知症予防の方法について少し学んでみましょう…「脳トレが認知症予防に効く」というのは仮説。脳トレをしていてもボケるときはボケる
「計算が嫌いな人にとってはストレスに」
「脳が衰えないように脳のトレーニングをしよう」と登場したのが脳トレです。物忘れが気になり始めると、自分だけでなく親や配偶者にまで無理やり脳トレをさせようとする人が出てきました。
偉い先生が効くと言ったのがその理由ですが、これはあくまで仮説で、脳の血流量と認知症の因果関係はわかっていません。
たまたま計算が好きでそこに楽しみを見出し、「問題行動」が落ち着くこともあります。逆に、脳トレがストレスになって「問題行動」につながる人もいるのです。認知症予防の脳トレとは…
「簡単な計算や音読で脳を働かせると、脳の血流が良くなって認知症の予防や進行を防ぐのにつながるのではないか」という仮説のもとに行われている、脳のトレーニングのこと。「明日」のために何かをするのではなく、「いま」をイキイキと生きることが大切。「脳トレ」以外に、イキイキと取り組めるものがあるかもしれない
「脳トレ」は必要でしょうか。周囲を見回して、自分らしくイキイキと生きているお年寄りにその秘訣を聞いてみてください。「寝たきりにならないために」「ボケないために」何かをしてきた人がいるでしょうか。
ほぼ全員が、その日の「いま」を懸命に生きてきた人ばかりです。明日のために「筋トレ」や「脳トレ」をやってきた人はまずいません。
大切なことは、本人にやりたいことをしてもらい、嫌がることは無理強いせず、「イキイキとした生活」を送ってもらうことです。
人には向き不向きがあります。
「やらされる」よりも「やりたいからやる」といった前向きな取り組みが必要ではと思います。
好きなことだから続けられている事ってありますよね?
いつまでも自分らしくある為に…その人らしく居てもらうために、ゆっくり考えてみてはいかがでしょうか。
それでは…
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